2017年5月2日までのデータは3rdSeason、2013年11月までのデータは2ndSeasonに置いてあります。

2018年2月21日水曜日

第692回東京都青少年健全育成審議会 会議資料を読む

「資料を読む」ラベル記事を初めて読む方へ
この資料で出てくる「意見」というのは審議会の委員の意見ではなく審議会の会議資料として渡されている「会議資料」にすでに書かれているものです。
これらは審議会の開催前に前もって開かれる自主規制団体からの意見聴取によって出席者から出されます。
詳しい日時や参加者については、「「東京都青少年の健全な育成に関する条例」に係る事務施行経過」という資料の多くは一番下の日程で書かれています。

諮問図書類及び指定基準該当箇所
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/692/692shiryou7.pdf

諮問図書類:自主規制団体からの意見聴取結果
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/692/692shiryou8.pdf

図書審査

ムーグコミックス ピーチシリーズ 屈辱服従学園

発行元:有限会社トライアングル・フォース
Amazon:
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  • 性的行為を露骨に描写し、又は表現し卑わいな感じを与え、また人格を否定す る性的行為を容易に連想させる。指定該当
  • 王様ゲームを取り入れたストーリーでゲームとはいえ人格否定描写が多い。修 整はしっかりされているが性描写シーンが多い。指定該当
  • 局部や結合部分については一定の修整が施されているが、擬音、体液描写が目 立つ印象を受ける。ストーリー性や設定を鑑みると指定やむなし。
  • 全体が未成年の性交シーン。絵は上手でもなく修整には気配りをされているが 強姦的な人格否定の部分もあり、指定やむなし。
  • 性器、結合部分は白く抜かれているものの学園を舞台にして全編人格否定の セックスシーンであり、成年向けにすべき。指定該当
  • 性器の修整はかなり大きめに施されている。非現実的なストーリーとはいえ、 終始人格を否定するような暴力的な性交が描かれている。指定該当
  • 性器部分は修整されていて、体液、擬音もさほど多くない。しかし、青少年で ある高校生が女子生徒を凌辱するという設定が人格否定的といえる。コミカルな 作品といえなくもないが、女子生徒を取引の道具に使うなど女性蔑視的な表現も あり問題。指定該当
  • 性器も修整されていて特に過激ではない。局部は修整されているが、集団で無 理やり性交することなど設定が悪く、指定やむなし。
  • タイトルや内容から高校生であることが想定される。修整等はされているが、 設定として問題。区分して販売すべき。指定該当
  • 擬音や体液の描写はあるが、性器の修整が適切にされてはいる。しかし、タイ トルに服従とあるように集団で犯すシーンがある。全体的にコミカルに描かれて いるが、人格を否定する表現がある。指定該当
  • 高校生がモデルであり、現実離れのストーリーではある。集団での強制的な性 的行為もあり人格否定もあり、青少年には不向きである。指定該当
  • コミカルなコミックとはいえ、暴力的でセリフも非人格的でえげつなく馬鹿ら しい内容。指定該当
  • 性器は白抜きされているが、性交場面が多く卑わい。人格否定につながるいじ め的な要素も多い。指定該当
  • 修整はされているものの性描写もあり、指定やむなし。
  • 性器等は消えているが、全編レイプに近い内容。指定やむなし。
  • 全体的にはコミカルな要素も多く感じ卑わい感は抑えられている。修整も大き くされ、体液表現などなく一定の配慮がされていると感じる。指定非該当

赤-指定やむなし:15  緑-保留:0  青-指定非該当:1
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一冊目は男性向け。高校生という設定や、人格否定と言えるレイプシーンが挙げられて、一人除いて全員赤判定という結果に。

パブリック・セックス

発行元:株式会社Jパブリッシング
Amazon:
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  • 性的行為のシーンのいくつかにおいて、性器の修整が甘く、卑わいな感じを与 えかねない。指定該当
  • ストーリー性は高いものの、修整がされていないといってよい程度であり、擬 音や体液描写も多く卑わい感を与えている。指定該当
  • 修整が甘く性器や局部描写もリアルで卑わい感が強い。擬音や体液描写も多い ため、露骨でハードな印象を持たざるを得ない。青少年には刺激が強いと判断。 指定該当
  • ストーリー性はあるものの、性交シーンや性器描写、体液・擬音描写が目立 つ。この作品を未成年者が購入するかは疑問が残るが、修整の甘さが目立つため 指定やむなし。
  • 局部の修整が甘く、ほとんど修整されていないように感じる。成年向けとして 販売されるべき。指定該当
  • 一冊を通じてストーリー性があり、物語を構成する材料として性交シーンは必 要なものだといえるが、性器や肛門の修整が不十分。結合部分のアップなど、構 図的にも卑わいな感じを与えている。擬音や体液描写も多い。指定該当
  • 擬音や体液描写は気になるほどではなく、性描写ばかりの作品でもないが、性 器の描写が露骨すぎる。性器を描いて2~3本の線をのせるという修整の仕方で、 消しているとはいえない。指定該当
  • ストーリーや内容的には特に問題ないと思われ、また描写も過激という程では ないものの、修整の仕方が性器を消していない様に見える。指定該当
  • 性器描写があまりにも不適切で、十分に修整されているとはいい難い。指定該 当
  • 擬音や体液描写が多く、性器の修整がほぼなされていない。ストーリー性はあ るものの全編にわたって性行為が多く、卑わい感を感じる。指定該当
  • ストーリー性があり登場人物の内面を描いている部分も見受けられるが、結果 として性行為で終わってしまう内容。また、性器の描写もリアルで息遣いや擬音 描写も激しく、青少年には不向きである。指定該当
  • 性器の修整がされておらず露骨に描かれている。体液や擬音描写の激しい部分 もあり、指定該当
  • ストーリー性はあるが性器の描写がリアルで卑わい。性交場面もリアルで擬音 や体液描写も多く、卑わい感が強い。指定該当
  • 修整が甘く、性描写も多い。指定やむなし。
  • 性器がほとんど修整されていない。指定該当
  • 男性器の修整が甘く、リアルな描き方が卑わいな感じを与えている。もう少し 修整の配慮が必要かとは思うが、ボーイズラブという商品特性を考えると指定該 当には当たらない。指定非該当

赤-指定やむなし:15  緑-保留:0  青-指定非該当:1
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2冊目はBL
基本的に性器の描写修整の甘さや体液・擬音の露骨さが指摘されている感じ。
パーフェクト逃れの1票は前の人と同じなんだろうか……


2018年2月7日水曜日

B!P!O!B!P!O!のコーナー ~BPO 2018年01月分の意見を読む~

2018年1月に視聴者から寄せられた意見
https://www.bpo.gr.jp/?p=9397&meta_key=2017

CM編

最近、仮想通貨のCMが増えているが、CMの最後に表示されている注意喚起の表示が、短すぎて全部読めない。

そして始まるコインチェックショック

ゴールデンタイムのドラマを子どもたちと見ていたら、深夜の新番組のドラマの番組宣伝が放送され、ベッドシーンが出てきた。このような番組宣伝は、子どもたちの見る時間帯にふさわしくない。

バラエティ編

生放送のバラエティー番組で、裸芸の芸人が股間を隠す芸に失敗した。放送時間は、青少年の視聴も想定される時間であり、大変不適切である。リスクの高い裸芸を地上波で放送することに対する規制を望む。

なんでも規制

バラエティー番組で、女性タレントが格闘家から蹴りを入れられて痛がるのを、男性芸人が笑うというシーンがあった。お茶の間で子どもの目に触れてよいはずがない。いじめやリンチの助長となる可能性もある。

なんでも助長

バラエティー番組で、男性芸人が顔を黒塗りにして登場していたが、面白かったら人種差別的なことをしてよいのか。子どもたちに影響の大きい番組なので、放送内容に配慮してほしい。番組から悪影響を受けているようで心配だ。

なんでも悪影響

ドッキリ番組について、「人の不幸を笑いものにするのは許せない」「どう考えてもいじめと思う」「子どもがまねをする」などの批判が寄せられているが、私はそうは思わない。このような番組は、単純にストレス解消のために見ている人がほとんどであり、直ちにいじめや非行の原因になるとは考えにくい。なんでもかんでもいじめ、非行の元凶と決めつける短絡的な考え方こそ問題である。


2018年2月1日木曜日

第691回東京都青少年健全育成審議会 会議資料を読む

「資料を読む」ラベル記事を初めて読む方へ
この資料で出てくる「意見」というのは審議会の委員の意見ではなく審議会の会議資料として渡されている「会議資料」にすでに書かれているものです。
これらは審議会の開催前に前もって開かれる自主規制団体からの意見聴取によって出席者から出されます。
詳しい日時や参加者については、「「東京都青少年の健全な育成に関する条例」に係る事務施行経過」という資料の多くは一番下の日程で書かれています。

諮問図書類及び指定基準該当箇所
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/691/691shiryou7.pdf

諮問図書類:自主規制団体からの意見聴取結果
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/691/691shiryou8.pdf

図書審査

EDGE COMIX 本日はお日柄もよく…

発行元:株式会社茜新社
Amazon:
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  • 修整はされているが、性器の形がくっきり残っている。体液の描写も多く、卑 わい感を感じる。表紙が通常のコミックスに見え、青少年が誤って購入する可能 性がある。指定該当
  • いわゆる「白抜き」で性器部分に修整が施されているが、性器の形状をそのま まなぞるような白抜きであり、性的行為の描写もストレートで総じて露骨といわ ざるを得ないものになっている。指定該当
  • 全体的にストーリー性があり、体液描写や擬音の量もさほどではなく、性的 シーンについてはコミカルな印象で卑わい感を和らげている。ただし、性器の輪 郭が分かるような細い線で描いたり、白抜きでも形がリアルに分かり、挿入シー ンもリアルに分かってしまう部分がある。指定該当
  • ストーリー性があり、性交シーンばかりという印象はなく、擬音や体液の描写 も控えめである。しかし、男性器の形状がはっきり分かるような修整の甘さで、 また肛門や結合部分のアップなど、構図の露骨さが卑わいな印象を与えている。 また肛門部分の修整漏れが見られた。指定該当
  • 性交類似行為の描写が執拗で、また男性器の形状がはっきりわかるように描か れている。指定該当
  • 性交描写がリアルで卑わいな印象を持つ。擬音や体液が多く、また男性器も白 抜き修整は施されているものの形状が分かり、口腔性交描写等もリアルに感じ た。指定該当
  • 擬音や体液の描写が多く卑わい感を与えている。修整はされているものの性器 の形がリアルに分かるような修整の仕方となっており、卑わい感を増している。 指定該当
  • 局部の修整の仕方に問題があるように感じ、また体液や性交場面が多すぎる印 象がある。しかし、一応のストーリーがあり、表現自体は過激という程ではな く、暴力的又は人格否定と思える程の表現もない。危惧される点として、表紙か ら好奇心の強い小学校高学年から中学生くらいの子どもが興味を示すかもしれな い。保留
  • 性器は白抜きで形状が分からない程度には修整されている。擬音や体液描写も さほどではないように感じ、許容範囲内。指定非該当
  • 性器の修整が甘い箇所はあるものの、ストーリー性があり指定非該当
  • 性交類似行為等の描写や性器描写も修整されており、指定には当たらない。指 定非該当
  • 全裸若しくは半裸又はこれらに近い状態の姿態を描写してはいるが、登場人物 らの関係性の変化や心理状態の変遷、またはストーリーを展開するために最低限 の内容とシーン数に限られており、その結果卑わいな感じが減じられている。指 定非該当
  • 性器の修整がなされており、人格否定的要素もない。ストーリー性があり、卑 わいな印象はない。指定非該当

赤-指定やむなし:7  緑-保留:1  青-指定非該当:5
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1冊目はBL。茜新社というとCOMIC LOを思いつく人が多いですがBLも出してたんですね。
で、評価なんですが擬音&体液描写については意見が割れていて、ストーリー性については主に非該当の意見にまとまってます。
あと気になるのは表紙が青少年の興味を引きそうだという点。引くかな?これ


DAISY COMICS 複数・モブレBL

発行元:株式会社英和出版社
Amazon:
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  • 一部人格否定の印象を受ける作品がある。ストーリー性があるものもあり、青 少年に悪影響を及ぼす可能性が高い。指定該当
  • 性器の修整が甘く、性行為の描写が暴力的な印象を強く受ける。指定該当
  • 性器の修整はされているが、形が残っている。体液、擬音の描写が多い。アン ソロジーのため性行為の描写が続く。また、集団で嫌がる人を犯すというストー リーが続き、人格否定的な性的行為である。指定該当
  • 擬音、体液の描写が多い。短編集のため、性交シーンが多くなってしまってい る。また、修整が甘く、男性器の形状が分かる。人格を否定するような暴力的な シーンもある。指定該当
  • 短編集のため必然的に性描写が多くなるとはいえ、多過ぎる。また、性器の修 整も不十分。成年向けとして販売されるべき。指定該当
  • ストーリー性も手伝ってか全体的に性交描写が激しい印象。性器、局部に一定 の修整は認められるものの、擬音、体液描写も多く卑わい感が強い。指定やむな し
  • 性的行為を露骨に描写しており、卑わい感を与える。指定該当
  • 性行為と体液の多さ、性器の消し方に問題があるかもしれないが、短編ばかり ですぐに話が終わり、卑わい感を感じるまでもない。区分陳列をするまでもない とも思う。保留
  • アンソロジーもので、各作品とも性器の形が分かるものの修整はされている。 一部シリアスで人格否定的描写もあり卑わい感を与える作品もあるが、全体的に はコメディ色が強く卑わい感はそれほど感じない。保留
  • 作者もストーリーもバラバラな短編集であり、中には手錠の使用等自由を奪わ れるような行為もある。しかし、該当箇所が「全編大部分」とされているのであ れば、修整が適切になされている作品も多く、指定には当たらない。指定非該当
  • 短編であるがゆえに性的描写が多い印象を受ける。程度の差はあるものの、い ずれも構図やトリミング、あるいは性器の修整などの工夫により露骨な描写の一 歩手前であり、性的感情を著しく刺激するまでには至っていない。指定非該当
  • 一部作品は性器の形や挿入シーンが分かるものはあるが、内容はコミカルなも のもあり許容範囲。オムニバスなため、作品によって表現の度合いに差はあるが どれもストーリー性は感じられず性表現ばかりが並ぶ印象。全体的に擬音、体液 も激しくなく性器も消してあるか、見えないようにしているものがほとんど。指 定非該当
  • 性交描写が多いが修整されていて配慮がみられる。コメディ色の強い作品もあ り、卑わい感も少なく許容範囲と思われる。指定非該当

赤-指定やむなし:7  緑-保留:2  青-指定非該当:4
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2冊目はまたもやBL……のアンソロジー本。
タイトル通り複数でのプレイや「モブレ(モブキャラにレイプされる)」がメインの1冊ということで、いやでも過激の烙印を押されそうな内容を連想しがちなのですが、残念ながらBLの世界には成年指定の概念がないので、そのまま出てきて東京都に狙い撃ちにされるケースが後を絶たないわけで……

B!P!O!B!P!O!のコーナー ~第199回青少年委員会 議事概要を読む~

第199回青少年委員会 議事概要
https://www.bpo.gr.jp/?p=9393&meta_key=2017

アキラ100%大失敗について

生放送のバラエティー番組で、裸芸の芸人が芸に失敗し、一瞬股間が見えたように放送されたことについて、「青少年の視聴が想定される時間帯であり、大変不適切である。リスクの高い裸芸を地上波で放送することに対して規制を強く望む」「子どもや社会への影響が大きい。電波上の公然なわいせつ行為は、電車内の痴漢行為や街中を露出して歩く行為と同等な不愉快さを感じる。彼自身の芸への意識や倫理観の欠如と思われる」などの意見が寄せられました。これに対し、当該放送局から自主的に提出された報告書によると、「生放送にあたり、この芸人は番組制作スタッフの協力のもと入念なリハーサルを経たうえで、さらに万が一失敗したとしても局部が露出することが起こらない工夫を施してお盆芸を披露、放送いたしました」と説明されていました。委員からは、「生放送でこの芸を放送した場合、あとで言い訳が立たないようになった可能性もあった。番組制作にあたっては、そのような事態が起こらないよう十分に配慮しなければならない」「生放送で失敗したときに、言い訳をしなければならないのであれば、芸として確立しているとは言えないのではないか」などの意見が出されました。この件については、これ以上、話し合う必要はないとなりました

見事にスルー

ダウンタウン浜田の黒塗りについて

バラエティー番組で、出演者の一人が顔面を黒く塗って登場したことについて、「人種差別を笑いの対象にし、子どもも見る時間帯に放送している。個人的な不快感というだけでなく、倫理的に許されないことではないか」「日本の倫理規定は分からないが、アメリカなど先進国では人種差別ととられるものだ」「人権意識の低さとモラルのなさに驚きと怒りを感じる。放送局にはチェック機能があるはずだが、視聴率が取れれば何でも流していいと思っている姿勢が垣間見える」などの意見が寄せられました。これに対し、委員からは、「黒人差別という意図で放送したのではないと受け止めているが、今、日本でもこれだけ外国人が増えてきて、以前のように外国人の視聴者がいることを考えないで番組を作っていた時代とは社会情勢が変化しているということも意識しなければいけない」などの意見が出されました。この件については、これ以上、話し合う必要はないとなりました。

こちらもスルー。青少年委員会ではどちらも深入りしない展開に
まぁ放送倫理検証委員会が動くかもしれないし。

中高生モニターより

主に上記2番組にかかわるものを紹介

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』(日本テレビ) 毎年、家族で楽しみにしている番組です。学校でも、ガキ使派か紅白派かで別れるほど年末年始を代表する番組だと思います。ただ、近年はテレビの規制が厳しくなり、この番組も引っかからないだろうかと心配です。というのも、面白さゆえに倫理的にギリギリの企画がほとんどだからです。今年は、冒頭で出演者が黒塗りメークをしたことで、人種差別ではないかとの批判が相次ぎました。私は該当シーンを見ていましたが、そのようには感じませんでした。番組自体がふざけているし、人種差別を思わせるような発言はなかったからです。しかしながら、このニュースを見てから、自分の考えや感じ方の甘さを痛感しました。制作側は、肌の色で笑わせようという意図ではなくモノマネで笑わせようと思ったという趣旨の返答をしています。同じ黒人の方でも「お笑い番組だから、失礼でもなかったし全く気にならなかった。番組は見たけど嫌な気はしなかった。番組全体が馬鹿げたおふざけな感じだったから、人種差別だとは思わなかった」と言っている方もいます。しかし、グローバル化が進み、2020年には東京オリンピックが開催され、より国際化が求められる日本は、もっと視野を世界に広げるべきなのだとこの一件に関しても思いました。日本に住んでいたら、人種差別を意図すると感じられないものでも、国が違えば、それを意図する行為に受け取られるかもしれません。だからと言って、規制をかけ過ぎて番組自体がつまらなくなっては本末転倒というか、面白ければどんな企画でもしていいというわけでもありませんが、規制に縛られ過ぎて番組の質が、どんどん低下するのは視聴者として嫌です。(埼玉・高校1年・女子)

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』(日本テレビ) 毎年恒例、男子中高生の7割は見ていそうな番組だと思う。今年は「黒人差別ではないか」と批判されたシーンがあったようだ。かつて『ポケットモンスター』で、あるポケモンが次回予告に登場した際、「黒人差別だ」と訴えられて放送ができなくなったことがあったことを思い出した。(東京・高校2年・男子)

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』(日本テレビ) 毎年大晦日楽しみにしている番組です。今年も面白かったです。リアルタイムと録画視聴になっているのは、妹たちが、途中見たいアーティストのときだけ紅白に変えたので、再度録画でも見ました。思わず吹き出してしまう、視聴しているこちらは笑ってみることができ、一年を締めくくるのにとっておきな内容です。今年はタイキック祭りかのようなタイキックの多さ。まさかベッキーまでタイキックをされてしまうとは。この企画を考える方も毎年いろいろなアイテムを用意して、予算はどのくらいなのかと思いました。一夜限りにしては勿体ない。それにしても、おしりは痛そうだ。(長崎・高校2年・男子)

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』(日本テレビ) 初めてフルで見ることができました。前年までは小学生にはまだ早いと10時以降の内容のものは見せてもらえませんでした。そのときは友達みんな見ているしと思っていたのですが、今回見てみて、たしかに親があまり見てほしくないのだろうなと理解はできました。でも、見ることができてよかったし、爆笑でした。(神奈川・中学1年・男子)