「資料を読む」ラベル記事を初めて読む方へ
この資料で出てくる「意見」というのは審議会の委員の意見ではなく審議会の会議資料として渡されている「会議資料」にすでに書かれているものです。
これらは審議会の開催前に前もって開かれる自主規制団体からの意見聴取によって出席者から出されます。
詳しい日時や参加者については、「「東京都青少年の健全な育成に関する条例」に係る事務施行経過」という資料の多くは一番下の日程で書かれています。
諮問図書類及び指定基準該当箇所
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/694/694shiryou7.pdf
諮問図書類:自主規制団体からの意見聴取結果
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/694/694shiryou8.pdf
図書審査
BABY COMICS ミニサイズでもギャルお兄さんは落とせる
発行元:株式会社ふゅーじょんぷろだくと
- マニアックな内容ではあるが性器の修整が甘い。指定該当やむなし
- 男性器、肛門の修整が甘く、ともにほぼ無修正に近い。露骨な描写で卑わい感
を与える。擬音、体液の描写も多く、器具を使用している。指定やむなし
- 擬音、体液など大きくは描いていないが、細かく、多い印象。体液はねちっこ
い描き方で卑わい感がある。何よりも性器、その結合部分を詳細に描いている点
が問題。申し訳程度の修整はしてあるが、亀頭や血管まで分かるように描いてお
り、該当やむなし
- ほとんど修整のなされていない性器の描写がリアルで卑わい感があるとともに
それらの描写を中心にすえた性的行為の描写もまた露骨で卑わい感も強い。リア
ルな現実で、書くにはさしさわりがある性的テーマをたくみに置き換えていると
もいえるが、根本にある少年に対する性行為の容認ともとれる内容にも疑問が残
る。指定該当
- 擬音、体液の描写が激しく、修整もほぼされていないため卑わいに感じる。短
編集でもあるので、全編に渡り性交シーンが多い。指定該当
- 全体的に性交の絵がリアルすぎ、性器の形が露骨すぎる。擬音が多く卑わい感
を助長する。この様な社会もあると思うが青少年には不向きである。指定該当
- 性器の修整が甘く、性描写もあり、指定やむなし
- 絵柄としてはさほど卑わい感を感じないものの、擬音、体液の描写が多い。男
性器の修整も甘く、形状の分かる箇所が見受けられる。ただ、全編を通した印象
としてその修整が甘い点だけで指定するものもどうかと迷う。保留
- 性交渉場面が多く、また、性器の修整が甘いところが気になる。内容はコミカ
ルなタッチで描かれており、卑わい感もそれ程感じられない。青少年が手にとる
かどうかは疑問であり、判断に迷う。保留
- ストーリー性もあり、全体的な描写は過激とは思わないが、性器の表現は全く
消していない様に見える。しかし、よく見ないと性器も判らない様な程度で子ど
もがそこまで見るとも思えない。保留
- 全般的に性描写が多く、男性器等の修整が甘い箇所がある。しかし、内容は卑
わい感は感じず、暴力的な感じはないので判断に迷う。保留
- 性器の修整が甘いが、コミカルでストーリーもあり、さほどえげつない感じは
無い。保留
- BL作品で、男性の性器の消しが甘い。擬音、体液とも多く有る。しかし、こ
れを見て卑わいな感じを与え、人格否定している作品とは思えない。帯に合法
ショタとあるのは問題もあるのかとは思うが、指定非該当
- コミカルなストーリーであるが、白抜きにして表現されている性器がより卑わ
い感を与えている。しかし、暴力的なシーンは感じられず、青少年の成長を刺激
するとは感じられない。指定非該当
赤-指定やむなし:7
緑-保留:5
青-指定非該当:2
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今月の1冊目はショタBL。
全体的に修整が薄いところが指摘されているものの、コミカルなストーリーや暴力的なシーンがないなどの理由で非該当とする意見もあり
ムーグコミックス ピーチシリーズ ナンパな俺が女体化服従
発行元:株式会社ジーウォーク
- 性器の修整はされているものの人格否定描写が多くあること、青少年と同年齢の登場人
物が中心となっていることから悪影響を否めない。指定該当やむなし
- ウイルス感染により性別が逆転してしまう奇病といった特異なストーリー設定である
が、性交描写は全体的にハードな印象を持った。男性器こそ白抜き加工されているが、擬
音、体液描写も多く卑わい感が強い。指定該当
- 性器の修整は大きめに施されているが、擬音、体液の描写が多い。人格を否定するよう
な強姦や輪姦が多く描かれている。また、器具の使用や舞台が学校となっていることから
青少年への影響を考慮して指定やむなし
- 非現実的な作品ではあるが、徐々に心も女性になっていくという物語の推移から、集団
でレイプされているようなシーンもあり、全体としては人格否定的表現と判断する。一部
コミカルであり、性器も白い棒状に修整してあるが、設定も学生であり、青少年に近いの
で問題と考える。指定該当
- 現実にはありえないシチュエーション、設定であろうとも、性的行為自体は現実のもの
を踏襲している。その描写は性器部分には一定の配慮がなされているものの、その他の部
分においては露骨な描写のオンパレードであり、人格否定につながる要素も少なくない。
指定該当
- 性器は白抜きで修整されており形状もリアル感は無い。一部性交の強要とも受け取れる
部分がある。設定が高校生ということを想定させる点は否めず、青少年に悪影響を与える
可能性が高い。指定該当
- 修整は行われているが擬音や体液の描写が激しい。空想上のストーリーの範疇ではある
が、集団暴行、売春、教師との性交シーンがあり、人格を否定する表現がある。指定該当
- 性行為の描写が露骨でえげつない。また体液描写、擬音も烈しい。行為の描写も荒々し
く、暴力的部分もある。指定該当
- レイプ等の暴力的シーンが多過ぎる。描写も卑わい極まりない。ストーリー的にも非現
実的で女性蔑視とも取れる表現が多い。指定該当
- 修整はされているものの、性描写が多く、指定やむなし
- TLの女体化作品で、性交シーンは多いが消しは大きく修整されている。感染で女体化
するというのがキーワードでエロが多すぎるが、絵柄、タッチを含めて卑わいな感じを与
える作品とは思えない。人格否定が少々問題があるかと思うが、保留
- ストーリーはよくある話。但し、性別が入れ替わってからのストーリーが集団での暴力
による強要ばかりになっている所が不快。但し、表現の仕方は局部の消しもされており、
全体的には許容範囲であるのではないか。保留
- ストーリーはマンガそのものである。性描写もリアルすぎず、むしろ非現実的な笑いさ
えある。教師と生徒との場面があり青少年には不向きと思わるが、あまりにも笑いが多く
理解に苦しむ。保留
- 高校生らしき人との性交シーンが多いことが気になるが、ストーリー性もなく、意味が
よくわからない。また、絵も上手くなく、青少年に悪影響を与えるとは考えにくい。指定
非該当
赤-指定やむなし:9
緑-保留:2
青-指定非該当:4
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2冊目はTS男性向け。
何はともあれ高校生が登場人物である点が気に入らない(青少年に悪影響を与える)ようで、たくさんの指摘がされている。
擁護意見としてはストーリーが意味不明とか絵が上手くないとか……
都民からの通報申出
都民からの申出一覧・3月分
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/694/694shiryou11.pdf
1 電話による申出(1 件)
○ 不健全図書類の指定について(1 件)
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