2017年5月2日までのデータは3rdSeason、2013年11月までのデータは2ndSeasonに置いてあります。

2018年6月20日水曜日

第695回東京都青少年健全育成審議会 会議資料を読む

「資料を読む」ラベル記事を初めて読む方へ
この資料で出てくる「意見」というのは審議会の委員の意見ではなく審議会の会議資料として渡されている「会議資料」にすでに書かれているものです。
これらは審議会の開催前に前もって開かれる自主規制団体からの意見聴取によって出席者から出されます。
詳しい日時や参加者については、「「東京都青少年の健全な育成に関する条例」に係る事務施行経過」という資料の多くは一番下の日程で書かれています。

諮問図書類及び指定基準該当箇所
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/695/695shiryou10.pdf

諮問図書類:自主規制団体からの意見聴取結果
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/695/695shiryou11.pdf

図書審査

ジュネットコミックス 333 ピアスシリーズ518 心肺停止から始まる恋もある ❤

発行元:サン・メディアレップ株式会社
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  • 体液、 擬音が露骨すぎ、また、多すぎる。性交時の描写がリアルで激しく、性器も白抜きであるが、無修正に近い。卑わい感が非常に強く、青少年には不向きである。指定該当
  • 性器を白く 修整している が、 形状が露骨でその掲載が多すぎる 事で、 それが 却っ て残虐性であっ たり 、 暴力的と も 感じら れる 。 指定該当
  • 擬音、 体液の描写が多く 、 性器は白抜き で修整さ れている が、 卑わい感が強 い。 指定該当
  • 修整はさ れている と 思う が、 性描写も 多く 指定やむなし。
  • 白抜き さ れている も のの、 男性器の形状はほぼそのま ま であり 、 擬音、 体液の 描写も 執拗で過剰。 総合的に露骨な性表現と なっ ており 、 卑わい感も 強い。 指定 該当
  • 絵が淡泊で、 登場人物の肉体が貧弱な印象。 擬音も そう 派手ではなく 、 全編と いう ほど性描写も 多く ない。 コ ミ カ ルなシーンも あり 、 内容的に深刻な影響を与 える と も 思えない。 だが、 性器は白抜き で修整さ れている と はいえ、 形がわか り 、 挿入シーンも 判別でき る 。 体液についてはかなり 卑わいな描写がなさ れてお り 、 青少年の性的感情に影響を与える 。 指定該当やむなし
  • 擬音はそれほどでも ないが体液描写は多い。 修整方法も 男性器の形状がわか る よ う な白抜き で、 卑わいな感じを与える 。 短編集のため、 一冊の中での性交 シーンの割合が高く なっ ている 。 指定やむなし
  • 全体的に性交シーンのアッ プが多く 、 擬音、 体液等は目立つ所が多く ある 。 性 器部分は白抜き で修整さ れている が、 逆に目立っ ている 。 指定やむなし
  • 結合部や性器こ そ白抜き 加工が施さ れている も のの、 体液、 擬音も 多く 性交描 写は極めて卑わい感が強く リ アルな印象。 ス ト ーリ ー性や設定を鑑みても 指定該 当やむなし
  • 全体的にコ メ ディ っ ぽく バカ バカ しい展開で性的感情を刺激する かは微妙であ る 。 ただ、 性器の修整が甘く 性行為そのも のがわかる 表現であり 、 擬音、 体液描 写も 多い。 指定該当
  • 人格否定は感じら れない。 暴力性はあま り 無く 、 特にス ト ーリ ー性も 感じら れ ない。 全般的に軽く 明る いタ ッ チで描かれている 。 性器の修整については白抜き にさ れている 。 体液描写については修整が甘い部分も 有る が、 全般的に陰湿感は 少ない。 保留
  • 修整は白抜き でさ れている 。 擬音、 体液の描写が多いB L 作品を青少年が手に と る と は思わない。 保留
  • 人格否定と 言える 程の表現は無いと 思われる し、 内容が過激である と も 思えな い。 ただ、 局部の消し方が大き く 白く 形状がわかる よ う な形で、 卑わいに感じる かも しれない。 と はいえ全体的には許容の範囲である と 思う 。 指定非該当
  • 汁気が多めではある が、 割と しっ かり 消さ れている 。 たく さ んの話を一冊にま と めている ので性描写のページ数は多いと は思う が、 描き 方が軽い。 ス ト ーリ ー 性はある 程度ある 。 人格否定的なと こ ろは少ない。 指定非該当
  • 男性同士のB L 作品でマニアッ ク な内容である こ と 、 ま た、 性器の修整も 大き く 人格否定や暴力的な描写がないこ と などから 青少年の健全な育成を阻害する 程 と は捉えら れない。 指定非該当

赤-指定やむなし:10  緑-保留:2  青-指定非該当:3
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BL一本目。

全体的に擬音・体液(特に体液)描写が指摘されている模様


ムーグコミックス ビーエフシリーズ 異常愛執淫靡録1

発行元:ロングランドジェイ有限会社
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  • 高校生が電車内での痴漢行為、自宅でのカメラの前でのレイプに近い性交、学校の保健 室内での性描写など、全体的に見て人格否定の内容が多大であり、青少年には不向きであ る。指定該当
  • 痴漢行為など人格を否定する描写がほとんどで、青少年に悪影響を及ぼす可能性が高い と考える。また、性器の修整も甘いと思う。指定該当
  • 性器の修整が甘く、擬音、体液描写も激しい。学校での場面もあり、青少年に悪影響を 与えることが懸念される。指定該当
  • 修整が甘いところもあり、性描写も多く指定やむなし
  • 人物設定が学生を想定させる設定となっている。性器描写については修整の甘い箇所が 散見される。人格を否定する表現はあまり感じられないが、性描写を比較的全面に押し出 す作品との印象が強い。指定やむなし
  • 暴力的というのではなく、じわじわと締め付けるように従わせるようにしている。首輪 等を使う事で人格を否定するようなことをしている。電車の中での行為は痴漢なので犯罪 になる。また、高校生同士ということも良くない。指定該当
  • 男性器の修整が十分とはいえず、性的行為の描写も露骨で卑わい。人格を否定する性的 行為の描写も多い。指定該当
  • 擬音、体液の描写が激しい。男性器、肛門の修整が不十分で、ほぼ見えていて卑わいな 感じを与えている。電車での痴漢、強引な性交、監禁、器具の使用、首輪等の拘束具の使 用など人格を否定する性的行為も描かれている。指定該当
  • 学校、異物挿入、強要、人格否定に近いような監禁等がある。消しはある程度、気を 遣っているようにも見える。特に後半は性描写の量はさほど多くないとも思えるが、ス トーリーというより監禁などのシーンを出すためのお膳立てになっている感は否めない。 指定該当
  • 性器の修整は気配りされているが、擬音、体液描写が多い。また、器具の使用や高校生 同士の絡み、人格否定的な描写も見られる。指定やむなし
  • 性器の修整が甘く、器具使用及び人格否定もある。擬音、体液描写も多く、全体的に性 描写が多い。指定該当
  • 男性同士のBL作品でマニアックな内容だが、体液の描写、性交シーンの描写が多く、 性器の修整も十分でないため、青少年への影響の大きさから、指定やむなし
  • 修整は行われているが、甘い。擬音、体液の描写が多い。タッチは現実性はないが、電 車内での痴漢や犬との描写がある。指定該当
  • 冒頭の電車内痴漢描写や性交シーンにおける擬音、体液描写、加えてストーリー設定を 考えても卑わいかつハードな印象を持ったものの、全体を通して絵柄のゴチャゴチャ感と 時折垣間見えるコミカルなタッチがその卑わい感を軽減させているとも思う。判断に迷 う。保留
  • 登場人物が高校生のうえ、描き方がさらに幼いため、青少年に卑近な話ととられがち。 性器は一度描いて白い帯で消すという手法で描いていて、よく見ると性器が描いてあると わかる。肛門もわかる程度に描いている。擬音、体液も細かく多く描かれている。だが、 性器の白い帯が多く、判別しにくいうえに擬音、体液は細かすぎて絵を見にくくしてお り、全体的に何が描いてあるのか分かりにくい。獣姦もあるのだが、コミカルで卑わいと いうより笑ってしまう。一部性器に修整の甘いものもあるが、幼児の性器のような絵で卑 わい感はない。以上から卑わい感のある作品とは思えない。指定非該当

赤-指定やむなし:13  緑-保留:1  青-指定非該当:1
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BL2冊目

とにかく高校生がやっている、という設定が問題になっている模様。
擬音・体液のほか、痴漢行為が犯罪行為として青少年に不向きである指摘されている。
あと、「幼児の性器のような絵で卑わい感はない」ってw



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